ものぐさ雑記帳

なんでもない日々をなんとなく生きる

何のために働くのか

ネットの海を漂っているとそれなりに見かけるこの設問。

少し立ち止まって考えてみた。

僕の場合、パッと思い浮かぶのは「生きるため」だけど、これはあんまり正確でない気がする。多分今ほど働かなくても生きていくことはできるだろうから、試したことは無いけど。

そもそも自分の行動原理を「○○のため」なんてシンプルな回答に集約すること自体に無理があるのではという気もする。確固たる答えを持っている人はそれは素晴らしいと思うけど、かといって答えを持っていない人間が優れていないか言えばそんなことも無いだろう。ただ、何かしら答えらしきものを持っていた方が生きやすい、という見方はある程度正しいように感じる。

そうやってウダウダ考えていると、より即物的な「お金を稼ぐため」が今のところ僕にとっては一番正しそうな気がした。「労働」を自身の労働力を一時保存可能なお金に変換する行為だと規定すると割とすんなり腑に落ちる。

保存不可能な労働力よりも保存可能なお金の方が圧倒的に便利だし、変換効率にも今のところ大きな不満は無い。だから働いている。

そのお金で何がしたいとかいった確固たる目的は特に無い。お金の方が便利だから従事しているだけで、無いもんは無いんだからこればっかりは仕方ない。

そりゃ何か欲しいものがあったらもちろん買うし、やりたいことができたらやる。別にそれでいいんじゃないかな、保存可能なんだし。