ものぐさ雑記帳

なんでもない日々をなんとなく生きる

責任

責任の範囲についての考え方で、最近読んだ本に興味深い記述があったので残しておく。

法哲学者のドウォーキンらの『責任と補償の原理』曰く、

ひとは自らの自由意志によって支配できる選択の帰結に対しては責任を追うべきである。

原文を読んだわけではないので細部のニュアンス(「ひと」や「自由意志」とは何か等)は定かではないが、直感的には納得感があり、合理的な考え方だと思う。

不祥事に対する責任の追求が声高に叫ばれる一方で、その定義や範囲が曖昧なまま置き去りにされている光景をよく見るので、自分なりの考えを持っておくことは重要に思う。